「妙覚寺」織田信長 足利義輝など戦国武将の宿所 山門の大きな枝垂桜が美しい

南北朝時代の1378年に日実により創建された日蓮宗の本山。戦国武将たちの宿所になったことでも知られる。山門前に枝垂桜があり、春には美しい花を咲かせる。
「妙覚寺」の写真ギャラリー
妙覚寺の概要
妙覚寺は京都市上京区にある日蓮宗の本山です。
日実により1378年に創建されました。妙覚寺は戦国武将の宿所ともなっており、足利義輝・伊達政宗などが宿泊していました。織田信長も宿泊していたことで知られています。
妙覚寺の山門の前には枝垂桜と八重桜が植えられており、春には見事な花を咲かせます。
妙覚寺へのアクセス
妙覚寺は京都御所の北方向に位置しています。
京都市営地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」の南側から、西へ向かって600mほど歩くと妙覚寺になります。入りくんだ場所ですので、詳細はページ下部の地図をご覧下さい。
妙覚寺 撮影のポイント
[タイミング]
・桜の見頃は例年3月下旬〜4月上旬
[光の条件]
・大門前の枝垂桜は北向き撮影。日中順光、朝夕斜光
[レンズ]
・標準レンズ、望遠レンズ
[注意事項]
・三脚利用不可
妙覚寺の大門としだれ桜

この桜は早咲きの枝垂桜で、京都に春を告げる桜のひとつとして知られています。
幹は細めの枝垂桜ですが、大きな枝張りは見事で、大門の前で咲き誇っていました。
織田信長はこの寺に18回も宿泊したという記録が残されています。
「妙覚寺大門」

妙覚寺は北龍華具足山と号し、京都日蓮宗名刹三具山及び京都十六本山の一つである。
南北朝時代の1378年、龍華院日実上人により、信徒で豪商の小野妙覚の四条大宮の邸に創建され、その後、二条衣棚に移ったが、豊臣秀吉による大規模な都市改造の際に、この地に移転された。
一時は、本能寺とともに織田信長の上洛時の宿所とされ、千利休による茶会も催された。
この大門は、寺伝によると、秀吉が天正18年(1590)に移設した、聚楽第の裏門を、寛文3年(1663)に移建したものといわれており、西本願寺の飛雲閣、大徳寺の方丈・唐門などとともに数少ない聚楽第の遺構である。
城門特有の両潜扉を持ち、梁の上には伏兵を配置できる空間が設けられている。建築史上興味深い建物である。
(以上、案内板より)
妙覚寺境内
本堂・祖師堂・華芳塔堂・華芳宝塔・大門の5つの建造物が京都府の指定文化財になっています。

大門から入って正面が祖師堂になります。

祖師堂の左側は塀になっており、その中に本堂があります。
「祖師堂」

妙覚寺の境内はとても広く、建物も巨大で歴史ある寺院であることがすぐにわかります。

妙覚寺 アクセスマップ(地図)
撮影スポット情報
項目 | Data |
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名称 | 妙覚寺 |
ふりがな | みょうかくじ |
住所 | 京都府京都市上京区上御霊前通小川東入下清蔵口町135 |
駐車場 | 有 / 無料 : 参拝者用(数十台) |
トイレ | 有 |